レインボーブリッジを渡ってお台場へ

ストレス解消には歩くに限る。ただひとり黙々と目的もなく歩く。歩くついでに写真を撮る。歩きながら妄想に耽る。自分は何がしたいのか。とりとめもないことを考える。

今日は天気が良かった。今年の2月に来たコースを同じ道のりで再び歩いてみた。ガンダムのいなくなったお台場へ向かった。JR田町駅からレインボーブリッジへは一直線である。橋は向こうに見えるが、ここから既にレインボーが始まっている。

レインボーブリッジ遊歩道の入り口である。以前は有料だったが、お金を出してまで渡りたいなんて人はあまりいないだろう。大勢の客が訪れるとでも思ったのか建物は立派である。

エレベータで7階まで上がり遊歩道にでる。遊歩道を渡るときは粉塵予防のためのマスクは必需品だ。

空も海も青く、橋の白が映える。

第三台場である。江戸幕府が黒船襲来に備えて作った砲台のための人口島であるが、今は都会のオアシスになっている。

30分程度で渡り終える。


台場公園は人も多くなく、のんびりした気分に浸れる。トンボも飛んでいた。しばし、都会の喧騒を忘れられる。


対岸のオフィスビル群を眺め、企業が成長し続けなければならないことの意味を考える。あくせく働かなくても豊かな生活を維持することはできないのだろうか。日本は貧しい。


これが砲台跡である。台場はペリーの2度目の襲来に備えて急ピッチで造られたが、砲台は1度も火を噴くことなく日本は開国したそうである。


トラックから船にコンテナを積み上げている。クレーンを信じられないくらい速く正確に操作するさまは神業である。


歩きながら考えた。好きを貫けばよい、ということを。