赤い羽根共同募金

今日は10月1日。そんなこと気にも留めず駅を歩いていたら、「赤い羽根の共同募金にご協力お願いしま〜す」と女子高生4,5人が声をそろえて叫んでいた。毎年思うが、その光景はとてもイヤなんです。募金すること自体は構わないが、どうして、あんな大声でしかも声をそろえて一斉に訴えなければならないのか。募金などしようものなら、「はい、私は慈悲に満ちた善意ある人間です」って宣言しているみたいで、おまけに、証拠の羽までつけられるなんて、とてもそんな人間ではないから、恥ずかしくて募金などできないではないか。だから、いつも見て見ぬ振りをして通り過ぎるしかない。すると、自分はなんて冷たい人間なんだと否応でも自覚して罪悪感を感じてしまう。募金する気ならできると思いつつも、自分勝手な理由をつけて実際にはしないのだから、本当に冷たい人間なのだろう。せめて、静かに立っていて欲しい。5,6人の高校生がならんで立っていれば、声を張り上げて訴えなくてもちゃんと気づくよ。それに羽も要らない。